『クリアー整体ヒーリング』です

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所謂ひとつの『人生100年時代』の終焉

「生きてる間にどれだけ良い想いをして、死というゴールまで無事逃げ切れるかどうか?」が人生の勝ち組を目指す人々の『関心の中心』を成しているみたいです。 

人生を勝ち負けで判断しようとする人たちの心の根っこにはそういう認識はあるんじゃないでしょうか?

世にいう健康というモノにも勝ち負けをつけたがる人はいらっしゃいます。
むやみに生き急ぐ必要はもちろんありません。
でも、世俗的な成功哲学としての『健康』ってモノにそれほど価値があるとはどうしても思えないのです。

世俗的な成功哲学としての『健康』とは「人生80年のゴールを社会的な勝者として迎えたい!」という欲望の行き着く果てのことです。
ある意味それは唯物論の極北です。


最近はそういう考え方ばかりが世の中を大手を振って歩いている感じがするのです。
その一つの証左として人の死期の扱い方というのがあります。

例えば平均寿命とまで行かなくても少なくとも80歳くらいまでは生きないと何だか「早すぎる死」のように扱われる傾向が見られます。
個人的にはそこらへんにスゴく違和感を感じるのです。

誤解のないように申し上げれば『長生き』ってモノ自体の価値を否定するつもりはさらさらありません。
ただ、「長生きが何よりも優先される『価値』か?」と問われれば「それは違うんじゃないか」ってどうしても感じてしまうのです。

例えば60歳代くらいでお亡くなりになった方に対して喫煙や飲酒をしてきたから長生き出来なかったみたいなことを言うのは如何なものかと思うのです。
一つは不健康なことに対する不寛容さ、もう一つは寿命の長さについての不寛容さが気になるのです。

ぶっちゃけた話、誰もが完璧なまでの『健康』を求める世界って窮屈で生きにくそうに見えます。
不健康をわざわざ推奨するつもりはさらさらありませんけど、健康が人生の唯一最高の価値だなんて言われたらガッカリです。


あと、短い寿命は値打ちが低いような価値観にも違和感満点なんですよね…
無条件で長けりゃいいってモノでもないでしょう。

以上のようなことをコロナ禍の始まるに述べたことがあります。 
コロナ禍で色んな人の感覚は変わったように見受けられます。 
さすがに最近は人生100年時代とかの言葉はあまり聞かれなくなってきました。

これからもっと『その手の言葉』が使われることは少なくなるでしょう。
「誰もが『普通に』80歳すぎまで生きられると思ってた時代は終わった」ってことです。
あくまでも『世間の風潮として』ですがね…

これからは長生きできる人間とできない人間の個人差はドンドン広がっていくと推測します。
貧富の差ならぬ『寿命格差』ってヤツが広がるでしょう。


 
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