例えば所謂霊的なモノに関してよく言われるセリフにこんなのがあります。
「幽霊なんて生まれてこのかた見たことも聞いたこともない。だから、そんなものを信じるわけないじゃないか！」みたいなね…
別に何を信じて何を信じないかはその人の全くの自由です。
憲法にも思想信条の自由ってのが規定されてますからね。
ただ可能な限り先入観を少なくして考えるなら、知識も経験もないことに対しては「分からない」と感じるのがごく普通の反応ではないでしょうか。
そもそも『分からないこと』に対して信じるも信じないも無いですからね。
そもそも『分からないこと』に対して信じるも信じないも無いですからね。
例えばまったく面識もなく、具体的な知識も持たない人物のことを突然好きか嫌いか尋ねられても答えられないのです。
「そんな人知らないので答えようがない」と応答するのが普通でしょう。
もし何も知らないのに答えられるとしたら、それはすでにたっぷり先入観を注ぎ込まれた後だからです。
その先入観を普遍的な真理だと信じこんでいるのです。
霊的なモノを信じないって人の中には少なからず、そういう普遍的な真理？をお持ちの方々がいらっしゃるようにお見受けします。
で、ここからが本題です。
先入観ガチガチで物事を判断するのをクセにしてしまうとその人が本来持っているはずの勘が鈍るって話です。
先入観ガチガチな人が使いがちな言葉或いは考え方に「気のせいだ」ってのがあります。
幽霊とかオカルトなことに限らず、もっと日常的だったり、現実的だったりすることに対してもよくそういう言葉を使う人は、自分の考えと大きく違う事象については「気のせいだ！」「見まちがいだ！」「勘違いだ！」と捉えがちです。
自分の感覚を素直に感じず、起こった出来事を先ず自分の思考の枠に何とか当てはめようとするからです。
それを日常的に繰り返せば必ずその人の感覚は鈍くなっていきます。
わざわざ鈍くなるようにクセ付けてるから当然っちゃ当然です。
勘を働かせるためには五感の鋭さが必要であり、五感の鋭さを鈍らせないような心の在り方が必要になってきます。
勘を生まれる過程で必ず理屈を飛び越えて感覚的に何かを知るということが起こるからです。
この「理屈を飛び越えて感覚的に何かを知る」ということに素直になれるかどうかが勘を働かすための重要な要素になります。
最初から結論ありきで物事を見るクセは、勘をドンドン鈍くしてしまいます。
勘を生まれる過程で必ず理屈を飛び越えて感覚的に何かを知るということが起こるからです。
この「理屈を飛び越えて感覚的に何かを知る」ということに素直になれるかどうかが勘を働かすための重要な要素になります。
すぐに「気のせいだ！」「見間違いだ！」「勘違いだ！」とやってるとその心の素直さが劣化してしまいます。
まあ、勘なんてモノは自分には1ミリも必要ないってのなら構いませんけど、あまりご自分の感覚を鈍らせないようにした方がいいんじゃないかなぁと個人的には思います。
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