世の中には『啓蒙したがる人』ってのが少なからずいらっしゃいます。
ここでいう『啓蒙したがる人』とは他人に対して「自分が『正しい道』に教え導かねばならない!」という暑苦しい使命感を持った人のことです。
人は「周りの人間より自分は優れている!」という根拠のない優越感を持ってしまうと「無知蒙昧な人間たちを自分が啓蒙しなくちゃいけない!」という傍迷惑な使命感に駆られたりするようです。
そして、それこそが「善を為すことだ!」と信じていたりします。
そういう人は必然的に他人に対して押し付けがましくなっていくものです。
何故なら「分かってない奴らにオレ様が本当のことを教えてやるよ〜!」って感じの『熱い想い』が心の底にあるからです。
簡単にいえば「善意にあふれた上から目線」なわけです。
では、そもそもどうして「善意にあふれた上から目線」になってしまうのかというと「正しいことは一つだけ! その正しいことを知ってるのは自分だけ!」って考えが心の奥底にあるからだと思います。
色んな「正しい!」が世の中にはあるのかも知れないなんて風には中々認められないのです。理屈ではなく、感情としてね…人は「周りの人間より自分は優れている!」という根拠のない優越感を持ってしまうと「無知蒙昧な人間たちを自分が啓蒙しなくちゃいけない!」という傍迷惑な使命感に駆られたりするようです。
そして、それこそが「善を為すことだ!」と信じていたりします。
そういう人は必然的に他人に対して押し付けがましくなっていくものです。
何故なら「分かってない奴らにオレ様が本当のことを教えてやるよ〜!」って感じの『熱い想い』が心の底にあるからです。
簡単にいえば「善意にあふれた上から目線」なわけです。
では、そもそもどうして「善意にあふれた上から目線」になってしまうのかというと「正しいことは一つだけ! その正しいことを知ってるのは自分だけ!」って考えが心の奥底にあるからだと思います。
で、最近こんな文章を拝見しました↓
「自分がいいと思っているものを無理にすすめる暴力性」 これが実は一番きつい。ネガティブな人に「そんなに暗いと運が逃げるよ!ポジティブになりなよ!」みたいな。みんながみんな「ポジティブに憧れている」わけじゃない。自分の価値観の中で自分らしく生きれていければそれでいいよ。
「自分がいいと思っているものを無理にすすめる暴力性」ってのが、まさに啓蒙したがる人の心の在り方をピッタリ言い表してるように感じます。
相手の気持ちなど考えずに、自分勝手な善意のカタマリをぐいぐい押しつけてくる感じです。
ここでいう善意のカタマリとは、自分の考えを無理にでも認めさせることが相手にとっても良いことだと本気で信じてる状態のことです。
相手からしたら、ホントありがた迷惑な状態です。
それでもやめられない止まらないのが暴力性ってヤツなのでしょう…
そもそも「自分の価値観の中で自分らしく生きられる」人なら、啓蒙する人にはならないはずです。
啓蒙する人ってのは意識的であれ、半ば無意識であれ、他者との比較の中で優越感を得たいと強く欲する者だからです。
「オレはオレ、他人は他人」と無理なく思える人は啓蒙する人にはならないでしょう。
簡単にいえば相手の頭の中に手を突っ込んで自分の思い通りに支配したいと願うのが啓蒙ってヤツです。
ただ、啓蒙する人ほど己れの心の支配欲の強さに気付いていません。
ていうかソレに気付いてしまうと自分の正しい!が色褪せてしまうので気付きたくはないのです。
繰り返しますが、「啓蒙とは支配欲の現れである」
そう覚えておけば自分のブレーキになるでしょう。
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