西洋的なものの見方の根っこには「自然を超越した唯一絶対の神の命により人間が自然を征服する」という考え方があります。
殊更言わなくてもそういう考え方がいつもベースにあるということです。
で、所謂スピリチュアルっていうものにもそういった西洋的なものの見方がベースにあるんだろうと感じています。
何故ならお見受けする限り大抵何かをコントロールしようとする方法のオンパレードだからです。
心をコントロールする
「心のブロックみたいなのを解除すればそれだけでみるみるハッピーになる！」みたいな…
運命をコントロールする
「ワクワクすればそれだけで良いことが何でも際限なく引き寄せられる！」みたいな…
他人をコントロールする
「片想いの人と両想いになる魔法」とか「嫌な人間と縁を切るマジナイ」とか…
不可能だと思うなら端からそんなことにチャレンジしようとはしないでしょうからね。
でもね、人間が他人や運命を支配下に置くって考え方自体結構不自然なことだと思うんですよね。
不自然ってことは無理があるってことです。
で、ここからが本題ですが、この「自然で無理がない」ってのと「不自然で無理がある」ってのが、物事を見極める際に一番大切なバロメーターだと個人的には思っています。
例えば理屈として幾ら整合性が取れてたとしても、「これって不自然だろ！」って感じが漂うモノは出来るだけ敬遠します。
不自然で筋として無理があるモノに近づいてロクなことになった試しがないからです。
例えばこんな感じで↓
土地にいろいろの物を埋めてけがすと、神の怒りとして病気やいろいろの事故などを起こして知らせてきます。(中略) 例えば、私達は木の肥料になるといって落葉をかき集め、穴を掘って埋めますが、これもだめです。木には良いかもしれませんが、土地の神様がいやがるからです。
この方によると、土地に何か埋めたらその土地の神さまとやらに祟られるそうです。
落ち葉を集めて埋めただけでもね…
それって普通に考えて相当無理があるんじゃないでしょうかねぇ。
一例として、すべての建物は地面を掘り返して土台を埋め込んで基礎工事してるので全部ダメってことになりますし…
いやいや、建物は良くて落ち葉はダメってのなら余計無理があるように感じます。
でも、こういう不自然で無理がある筋の話ってのはスピリチュアルみたいなマイナーな分野だけではなく、今はもっとメジャーな分野、例えばマスコミ界隈とかでも公然とまかり通っているようにお見受けします。
「自然で無理がない」か「不自然で無理がある」かの『基準』が益々役に立つご時世になっているように感じるのです。
幸か不幸かねぇ…
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