私の造語に『仮定盛り』ってのがあります。
「こうに違いない！」という思い込みを土台にして、その上に「ならば、こうなるはずだ！」という仮定の話を『ブレない真実』のように盛り付けていくっていうやり方を表す言葉です。
で、盛り付けた話は仮定のはずが直ぐにその場で「そうに違いない！」という『確信』に変質していきます。
っていうか盛られてる途中で、もうすでに『ブレない真実』のように扱われていますけどね…
そして、またその『確信』の上に仮定の話が盛られていくのです。
ネバーエンディング盛り盛りストーリーです。 まぁ、思い込みと決めつけのコラボレーションですけどね…
だから、仮定盛りの世界ってのはハッキリ言って独りよがりのファンタジーです。
それでも、そのファンタジーが『一人の人間の範疇』に収まっているのなら個人の自由です。
しかし、現実にはそういう考え方は大抵周りに弊害をもたらします。
多くの人々がご自分の立てた仮定盛り理論を良かれと思って拡散しようと『印象操作』に走るからです。
『印象操作』というのは最初から「結論ありき」です。
つまり、その人の中では結論はすでに決まっているということです。
で、その分かりやすい例を最近拝見しました↓
レイキで治らないのは「寿命」だけ。つまり、自然治癒力で治らないのは「寿命」だけ。だから、安心していればいいんです。いつか、必ず、寿命が尽きたら死にますからね。
これって相当強引な仮定盛りになっていますよね(ｰ ｰ;)
最初からいきなり「寿命以外レイキで何でも治る」ってぶっ込んできてますからねぇ。
で、寿命を媒体として「レイキ＝自然治癒力だ〜」って話に持っていきます。
この方によると自然治癒力も寿命以外何でも治せるそうです。
その後「寿命が尽きたら誰でも死ぬのでそれまでは安心だぞ」と締めるのです。
「寿命以外ならレイキで全部治せるよ〜！」と暗に言いたいのだと思います。
仮定盛りを色々見てきましたが、ここまで牽強付会な例も少なかったです。
牽強付会 自分の都合のいいように、強引に理屈をこじつけること
何にせよヒーリングってのはそんな万能なツールではありません。
「寿命以外全てを治せる！」みたいな魔法の道具ではないのです。
私自身ヒーリングを為す者としてそれは痛いほど身にしみております。
まあ、レイキとはまったく違うヒーリングではありますが…
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