このブログにおけるカミサマという言葉が何を表しているかということについて改めて書いておきます。
ここでいう所謂カミサマってのは何かと申しますと「これまで世界のどこかで人間によって崇め奉られてきた眼に見えない存在全般」を指します。
今回に限らず私がカミサマって言う時はそういうモノのことを想定しているのです。
簡単にいえば「時代や地域に関わらず誰かが神さまって呼んできた眼に見えない存在はとりあえず丸ごと全部カミサマという『ジャンル』に分類しますよ」ってことです。
じゃあ何故そんな風に神を規定するのか？というと、そもそも見えない『何か』に神という名を付けたのは他ならぬ人間だからです。
「神というのはあれでそれでこれで、こういうモノなんだ！」みたいな概念を造ったのが人間だってことです。
そして、人間がこの世界に現れたのは地球の時間で言えばつい最近なのです。
人間が文明らしい文明を持ったのは地球の時間なら一瞬前です。
それは同時に神と呼ばれるモノがこの世に誕生したのが一瞬前だということを表しています。
人間が言うところの神様ってのは、あくまでも『人間を助ける為に存在するモノ』ですからそれは当然でしょう。
だけど、地球上には人間が現れるずっと前から眼に見えないエネルギーがたくさん存在しています。
ということは人間なんてものとは無関係にそういったエネルギーは長い長い年月存在し続けていたわけです。
それは疑いようのない事実です。
今だって基本的にはそうだと思いますよ。
太古の昔からいるモノたちは人間なんてものとは関係なくずっと存在し続けているのです。
人間の側から関わりを持つことがごく稀にあったとしてもそれはイレギュラーなケースです。
いつでも手取り足取りで人間の世話を焼いてくれたりはしません。
大きなエネルギー的な存在ほど人間なんて眼中にないと思ってた方が無難です。
ましてやたった一人の人間に積極的に関わりたがるモノはいないでしょう。
まぁ、普通に考えれば神様ってのはどこまで行っても人間の『思考の産物』なんだろうと思います。
そう考えないと色々と辻褄が合わないことが出てきますからねぇ…
でも、世の中にはアクロバティックにその辺の辻褄を合わせようとする方もいらっしゃるみたいです。「人間より前に神さまは確かに居た！」って風にね。
最近その実例を発見しました。
宇宙の創造主である神は、遠い未来に人間という生き物を登場させることを想定した上で、舞台の方を先に作っておいた。
要するに「歴史的事実なんて一切関係ない！ この地球は神さまによって人間のために最初から用意されたステージなんだからな！」って話です。
何もかもこの世の塵一つまで「初めに『人間の存在』ありき」で成立しているのだ！と…
いやはやスゴい強引なワザを仕掛けられるものですねぇ。
自己中ならぬ『人間中』と申しますか、ここまで自分本位に考えられるなら無敵でしょうねぇ。
そういう無敵が良いのか悪いのかは置いておくとして…
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