例えば「何かに憑かれた人がいたとして、気力の充実した人がその人の背中をドンと叩いて「出ていけ！」と気合いを込めればその何かは出て行くんだよ」みたいな話があります。
気合い一発でなくてもセルフでお手軽に出来るお祓い？みたいなことを勧める人は時々いらっしゃいます。
それを全くのフェイクとまでは申しませんが、何時でも誰でも雑作なく出来る方法とは思われません
少なくとも誰彼なくお気軽に勧めて良い類いのものではないでしょう。
なぜなら、コンスタントに出来る保証なんて何処にもないからです。
むしろ出来ないことの方が多い気がします。
それにもし出来たとしても『良い事尽くめ』とは限らないですしね…
お気軽にやらない方がいいと思います。
似たようなやり方で柏手を打ってインスタントに霊的なモノを祓うってやり方があります。
パンパンと柏手打って、その場でもし何かを祓えたとしてもそれで終わりとは限りません。
アチラさんとの間に新たな遺恨が生まれる可能性がありますから…
逆の立場から見れば無理やり追い払われて気分のいいわけはないのです。
生きてる人間であれ人外のモノであれね。
追い払われた方はそりゃ「この野郎！」って肚の中で思うものです。
表向き丸く収まったから「何も問題ない！」ってのはあまりに牧歌的に過ぎる感覚です。
分かりにくかったら現実社会で考えてみてください。
例えばこちらの会社の方が立場が断然強ければ相手の会社は無理な条件でも我慢して飲むかも知れません。
ただ、それを本気で「何の問題もなく円満に事が進んでる」と信じてるなら「そりゃ、能天気過ぎるだろ」って話です。
で、大きな会社の人間の中にはそういった『叩かれる側の人情の機微』が分からない人が結構います。
そんなことしてると何処かで『しっぺ返し』を喰らうこともあるだろうってことがです。
無遠慮にあちこちでパンパン柏手を打つのは、下請けの会社の人にオラついた態度で接するようなモノです。
とても真っ当なやり方とは呼べないでしょう。
結局何が言いたいかというと『生兵法はケガのもと』ってことです。
「生兵法は大怪我のもと」は、「中途半端な知識や技術に頼って行動を起こすと、何も知らないよりも失敗することがある」ということを表していることわざです。
よく分からないことは生半可な知識でやらない方がいいと思います。
それは失敗の可能性が高いだけではなく、先ほども申し上げたようにいい加減なやり方をすることで亡くなられたヒトや人外のモノに要らぬ遺恨をかう可能性もあるからです。
生きている人間同士でも深い遺恨となれば中々和解しづらいのに、眼に見えない世界のモノとなればなおさら難しいことになります。
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