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とにかく「制限解除は良いことだ」って風潮と欲望の暴走

今のご時世とかく「何でも制限を外すのが良い」というような風潮があるように思います。
何故か「制限があるのは悪いことで、それを取ればハッピーになれるんだ」って雰囲気が流れています。
 
本当にそうでしょうか?
普通に考えれば制限を加えるということは何か制御しなくちゃいけない理由がそこにあるからそうしているのです。
 
例えば道路にスピード制限があるのは自動車による交通事故が起こりにくいように制御しているわけです。
なのにもしスピード制限を解除したらみんながハッピーになれたりしますかね?
事故によって不幸になる人が増えるだけでしょうねえ…
 
別にそれは交通規制に限りません。 
新自由主義っていうんですかねぇ、「とにかく自由競争が良い!」という考えから、何でも民営化したがる政治家や規制自体を悪のようにいう経済学者とかも『スタイル』は同じだと思います。
市場原理主義ってのもスピリチュアルな方がおっしゃるところの『ありのまま』ってのとスタイルは似てるんじゃないですかね?
私の言葉でいえばどちらも『欲望の放し飼い』そのものですけどね…
 
欲望自体は善でも悪でもありません。
この世に生存するために与えられた『必要な条件』であり、元から倫理的な事柄ではないからです。 
 
ただ、欲望は常に『プラス方向』へ向かうものです。 
「もっと美味いものをたくさん食べたい!」 
「もっと金持ちになりたい!」 
「もっと出世して権力が持ちたい!」 
この「もっと! もっと!」という意味での『プラス方向』へです。 

この「もっと! もっと!」機能が最初から通常装備されている欲望ってやつは、それ故に暴走しやすいのです。 
たまたまではなく向いてる方向が常に暴走しやすい向きになっているということです。 
 
そのことに対する認識が緩いほど欲望の暴走に対して心は無防備です。
でも、いくら無防備でも普通は中々暴走に向かって突き抜ける人はいません。
『社会的な制約』というタガが外側からハメられているからです。
 
何が言いたいかというと制限解除は無条件に良いことなどではないということです。
あくまでもケースバイケースで判断すべきものです。
それも慎重に穏やかにね。
 
先ほども申し上げたように、何にしろ制限するには制限するだけの理由があるのです。
「何でも自然の成り行きに任せていれば最後は予定調和的に最適解に収束するはずだ」っていう新自由主義的な前提は欲望の放し飼いを生み出しやすいってことです。
偶然ではなく、構造的にそうなりやすいのです。
 
もっと言うなら、人間の心がネガティヴになりやすい原因の一つは、あまりにポジティブになりすぎると欲望が暴走しやすいってところにもある気がするのです。 
ネガティヴがその抑止力になっているということです。 
 
制限とは抑止力であるともいえます。 
だから、何でも安易に制限を外したりしたらやっぱりヤバいのです。

 

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