この世界では膨大な数の思念が一カ所に集まり凝縮することによって新たな別のエネルギー体を生み出すということが実際にあり得るのです。
例えば強烈な怨みのエネルギーがたくさん結び付けば『怨みの精霊』のような新たなエネルギー体に生まれ変わります。
あたかもポイントカードにポイントがMAXに貯まって何か新しい賞品に変わるように…
私はそれを『物の怪』と呼んでいます。
まあ、一般的な言葉で言えば自然霊というのが一番近いのかも知れません。
あたかもポイントカードにポイントがMAXに貯まって何か新しい賞品に変わるように…
私はそれを『物の怪』と呼んでいます。
まあ、一般的な言葉で言えば自然霊というのが一番近いのかも知れません。
この世には途轍もない数の妬み、恨み、怒りなどの暗くねっとりとした情念があります。
そういった情念が一つの集合体となり、ある種発酵というか化学変化のようなものを起こして、一つの意思あるエネルギー体となったのが物の怪の中でも『ヘビ』と呼ばれるモノです。
ヘビの特徴の一つが『縁結びと縁切り』です。
人間関係を引っ付けたり壊したりするのが得意なのです。
ご縁といえばスマートでクリーンな感じですが、実際は情念の摩擦を生む方向へ誘導されることも多いんじゃないでしょうか？
情念の摩擦によって生まれる妬み、恨み、怒りがヘビの栄養源だからです。
人を引っ付けたり人の仲を壊したりすることで妬み、恨み、怒りがより増幅されます。
それがヘビのチカラの源泉なので人間をくっ付けたり離したりを頻繁に行うのです。
栄養源を吸収するほどヘビのチカラは強くなり巨大化します。
逆に栄養源が無くなれば弱くなり小さくなってしまうのです。
人間由来の想念エネルギーがそのモノ達にとっては栄養源なのです。
だから、何とかして少しでも多くの栄養源にありつこうとアレヤコレヤと仕掛けて来ます。
これは何もヘビに限ってことではありません。
他の物の怪においても構造は全て同じです。
以上のようなことをこれまで繰り返し述べてきました。
で、以下のような文章を拝見しました。
魔物は何を喰らって生きているのか？それは人間の念。憎しみや、悲しみや、怒り…(中略) 魔物は、人間をいい様に操り、苦しむ姿を見、楽しみ、念を喰らって生きる生き物だ。
引用文にいう魔物は私の申し上げてる物の怪とは似て非なるモノです。
物の怪は言うほど人間を自由自在に操れるわけではありませんし、人の苦しむ姿を見て楽しむために想念エネルギーを食らってるわけではありません。
結果的に人間が苦しむことは多いでしょうが、それを見て楽しむことを目的とはしてないのです。
人間をわざわざ助けるために存在するモノ (カミサマ)や人間をわざわざ苦しめるために存在するモノ (魔物)なんてこの世界には居ないってことです。
動物たちが動物たちの都合で動くように、人外のモノは人外のモノの都合で動いているだけなのです。それ以上でもそれ以下でもありません。
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