『現実に存在することを「そんなこともあるんだな～」と単に事実として認識すること』と『その現実を自分の心の奥まで入れ込んで「そうだ！そうだ！その通りだ！」と全面的に共鳴し、肯定すること』は別モノです。
ただ、この2つのことをごちゃごちゃにして「実際に有るんだから、『本来あるべき真実』として素直に認めろよ！」的なことをおっしゃる方が少なくありません。
或いは目の前の事実にやみくもに迎合して「キレイゴトを言うなよ」とか鼻で笑ったりする人もいらっしゃいます。
或いは目の前の事実にやみくもに迎合して「キレイゴトを言うなよ」とか鼻で笑ったりする人もいらっしゃいます。
「事実を事実として認識すること」と「事実をあるべき真実として容認すること」をごちゃ混ぜにすればするほど、その人の心の中では自分か容認したモノが『あって当たり前のこと』として馴染んでいきます。
そして、「有ること＝真実」だと短絡的で薄っぺらい判断をするようになるのです。
繰り返しますが、「事実を単にそんなこともあるんだと認識すること」と「事実を真実として丸呑みして容認すること」は違うのです。
で、上記を踏まえて、陰謀と陰謀論について語りたいと思います。
本来なら「個々の陰謀が事実かどうかということ」と「個々の陰謀を恣意的に繋げて一つの物語にした陰謀論が本当かどうかということ」はまた別の話かなと思うのです。
別々に語られるべき問題だってことです。
確かに今の世の中、陰謀論的なモノの見方に心が振り切れた言説も多く出回っています。
中には「それはちょっと違うだろう」と感じることも少なくありません。
ここでいう陰謀論的なモノの見方とは「世界の悪事や悲惨のすべては、ごく少数の邪悪な勢力が引き起こしている！」というような考え方のことです。
それは「圧倒的多数の善良な人々対ごく少数の邪悪な人間」という分かりやすい構図で世の中を観ようとしているからではないでしょうか？
そういう部分がまったく無いとは申しませんが、世界はそんなに単純ではありません。
単純な陰謀論通りに世界が動いていなくても、陰謀は普通にあります。
というか「今の世の中は陰謀が溢れすぎている」と感じることが増えています。
人がある程度集まれば陰謀を行おうとする人は必ず現れます。
陰謀という言葉が大げさならば、『人をあざむくハカリゴト』と言い換えてもいいでしょう。
個人単位でも例えば会社で他人の手柄をコツコツと計画的に横取りして出世しようとしたり、友人の彼氏(彼女)にわざと近付いて有る事無い事吹き込んで自分の彼氏(彼女)にしたりみたいな人は少なくありません。
そういうハカリゴトが大きいのから小さいのまで世の中には溢れているのです。
これからの世界では、隠されていた陰謀が段々明らかになっていくでしょう。
闇に隠れていた様々なモノたちが白日のもとに晒される気がしています。
現実社会においても、眼に見えないエネルギー的な部分においてもね！
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