このブログではこれまで『根性論』というものについて度々言及してきました。
ここでいう『根性論』とは「気力が充実さえしていればよっぽどのことがない限り世の中大抵のことは精神力で乗り切れるのだ〜! 」みたいな考え方のことです。
で、この根性論の仲間に『自己責任論』というのがあります。
ここでいう『自己責任論』というのは「やると心に誓って物事に当たれば、どんなことでも出来ないことはない。」という前提からの「出来ないのは出来ない奴が悪いのだ!」という考え方のことです。
つまり、「やり方さえ間違わずに努力すれば何でも出来るのが当たり前!」という発想なのです。
この「何でも出来て当たり前」という発想は「この世は予定調和の世界だ」とベーシックに捉えてることを意味します。
ここでいう『予定調和の世界』というのは「この世界では何時でも何処でも誰にでも分かりやすく辻褄ってのは合うものだ」という考え方のことです。
そういう考え方の人は「辻褄の合わないのは辻褄を合わせることの出来ない者の側に常に責任が存在する」って捉えるのです。
勉強で例えるなら「算数の問題にはちゃんとした『解答』が先に用意されているのだから、その『解答』に辿りつけない子は単に本人が勉強不足なだけだ!」みたいな捉え方です。
ただ、一人の人間は途轍もなく大きな『この世界』というジグソーパズルの一部のそのまた一部として存在しています。
世界ってのはハナから一個人の人生の範疇など超えているってことです。
だから、一個人という『局所』から見れば世の中の出来事は理不尽で不条理な出来事の連続に過ぎなかったりするのです。
そんな世界で細かいとこまで全部辻褄を合わせようとすればそりゃ無理が出るでしょう。
「自分一人のチカラで何でも解決出来る! 」てな考え方をしてる人を見たら眉に唾をたっぷり付けたほうがいいと個人的には思います。
例えば「所謂毒親みたいな親に完全否定されて育ったせいで自己肯定感を持てない」みたいな話があります。
それに対して「その人の親がどうであれ、大人になれば自分の人生は自分で切り開けるのだから、いつまでも過去にこだわり続けるな」みたいなことをおっしゃる方がいらっしゃるのです。
その意見自体は「過去に負けるな!がんばれ!」という善意のカタマリでおっしゃっているのでしょう。
ただ、それもまたひとつの自己責任論なんだろうなと感じます。
「鶏が先か?卵が先か?」じゃないですが、「親が先か?自分が先か?」という時『必ず自分が先』であるという理屈です。
「自分さえしっかりすれば何事も乗り越えられる!」という熱い根性論なのです。
そういう風に何にでも『分かりやすい答え』を求めるのは、やめといた方がいいんじゃないでしょうかねぇ?
それをやると余計心が迷いますので。
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