『クリアー整体ヒーリング』です

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世界に『予定調和』を求めすぎると心は『幻想』に染まる

このブログではこれまで『根性論』というものについて度々言及してきました。
ここでいう『根性論』とは「気力が充実さえしていればよっぽどのことがない限り世の中大抵のことは精神力で乗り切れるのだ〜! 」みたいな考え方のことです。
 
で、この根性論の仲間に『自己責任論』というのがあります。
ここでいう『自己責任論』というのは「やると心に誓って物事に当たれば、どんなことでも出来ないことはない。」という前提からの「出来ないのは出来ない奴が悪いのだ!」という考え方のことです。 
つまり、「やり方さえ間違わずに努力すれば何でも出来るのが当たり前!」という発想なのです。 
 
この「何でも出来て当たり前」という発想は「この世は予定調和の世界だ」とベーシックに捉えてることを意味します。
ここでいう『予定調和の世界』というのは「この世界では何時でも何処でも誰にでも分かりやすく辻褄ってのは合うものだ」という考え方のことです。
 
そういう考え方の人は「辻褄の合わないのは辻褄を合わすことの出来ない人の側に常に責任がある」って捉えるのです。
勉強で例えるなら「算数の問題にはちゃんとした『解答』が先に用意されているのだから、その『解答』に辿りつけない子は単に本人が勉強不足なだけだ!」みたいな捉え方です。
 
で、この「世界は常に予定調和するのだ!」みたいな考え方は所謂根性論だけに存在するわけではなさそうなのです。
その例を最近発見しました↓
ちょっと話を分かりやすくするために極論すると、「世間」が歴史に求めているのは人物。でも近代歴史学がやっているのは環境要因。例えば、タイムマシンでヒトラーの少年時代に行って彼を殺しても、別の名前の人間が彼の役割を果たすことになるので固有名詞には意味がない
近代歴史学については全然存じ上げません。
ただ、「タイムマシンでヒトラーの少年時代に行って彼を殺しても、別の名前の人間が彼の役割を果たすことになる」って発想は、何をやってもやらなくても、人が変わっても変わらなくても、歴史の流れ自体は絶対変わることがないみたいな考え方から出てるんだろうなってことは分かります。
それってもうゴリゴリの「世界は常に予定調和するのだ!」って思想そのものですよねぇ。
 
この世はどう転んだところで不確実性の世界です。
どこまで行っても不確かな状況の中で何とかかんとかバランスを取って生きていくしか道はないのです。   
 
でも、不確かというのは同時に流動性であり、それは自由の源でもあります。
安定と自由は反比例するってことです。
或いは不安定と自由は比例するとも言えます。
 
不確かな世界ではバランスを取り続ける意思を持たなければ結局のところ心は迷います。
心が迷うとはアンバランスなカタチに捻じ曲がるということです。
 
元々不確実なモノを無理やり『予定調和』という枠に嵌めれば、その人に見えている『世界』がその分歪みます。
その歪んだ世界の中心で幾ら『予定調和』を叫んでみても、結局『独りよがりの幻想』にしかならないでしょう。
そんな気がします。
 
 
 
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