『クリアー整体ヒーリング』です

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「昔は良かった!論」は3割引きくらいに見てちょうどいい

とにかく「昔は良かった!」っていう人がいらっしゃいます。
堕落した『現在』と理想郷であった『過去』を対比させるような心の在り方です。
 
まぁ、そもそも過去が理想郷であるのかどうかってのが分かりませんけどね…
そして、もし万が一過去が理想郷であったとしても今となっては『失われた楽園』でしかないのです。
 
儒教のように「理想は全て太古の昔にあり、人はその時代に戻ることで賢者としての知恵を手に入れることが出来る!」なんて考え方は個人的には全くのマヤカシだと思っています。
最初のボタンから掛け違えてると強く感じるのです。
 
昔の人は立派で純粋で、今の人間は心も身体も堕落してしまったと考えているのかも知れません。
「時代を経るにつれ世界は段々ダメになる」って考えるのは仏教の末法思想ユダヤキリスト教の終末思想もそうですし、割合ポピュラーな考え方なのでしょう。
 
宗教やスピリチュアルではよく『堕落した終末』と『純粋な原初』が対比されます。
本当に純粋だったかどうかは別として原初は純粋であるというある種の信仰です。
 
今の世の中においても所謂一つの『古き良き日本』ってのに憧憬を抱く人は少なくないみたいです。
「昔の日本は今のような堕落した道徳なき国では決してなかったのだ!」と熱く語られたりします。
 
鬱屈した心を癒すガス抜きとしては、そういう考えがあっても、そりゃいいのかも知れません。
単に居酒屋談義的に『昔は良かった物語』が語られる分には害も少ないでしょう。
ただ、それを物語ではなく、本気で信じてしまうのは如何なものかなと感じるのです。
歴史を見ると昭和時代以降、日本人は感情やイデオロギーで判断して動くことが、多くなっている。大体これらは、スパイに絡め取られるか、失敗となっている。片や大正時代以前だと、農民を中心に、感情はあるが、判断や行動が現実的で理知的なことの方が多い。過去に捨てたものの見直しが必要かもね。
ハッキリ言ってこれって「隣の芝生は青く見える」って現象だと思います。
「隣の芝生は青く見える」とは、他人が持っていたり備えていたりするものは、自分のそれよりもよく見えてしまうものであるということを意味しています。
 
失われた過去は実際よりずっとゲタをはかされて美化されて語られがちです。
そういうノスタルジーは3割引きか4割引きくらいに見立てるといいのかなと思います。
 
 
 
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