別の言葉で言えば波動のレベルの高いモノは穏やかで温かく、波動のレベルの低いモノは荒々しく冷たいのです。
人の心において波動のレベルの低い状態の大きな特徴の一つは「コダワリが強いこと」です。
波動のレベルが低ければ低いほどコダワリは深く濃くなります。
ここでいうコダワリを仏教用語で例えるなら『煩悩』ということになるでしょう。
『煩悩』とは仏教上の言葉で、「人を苦しめ、煩わせる心・悟りに至る道を妨げる心」のことを指します。
結局「コダワリの強さが怒りや恨みや悲しみ、欲望などの素になる」ってことです。
「コダワリの強さが煩悩を深くする」とも言えるでしょう。
逆に波動のレベルの高い人ほどコダワリが少ないです。
コダワリが少ないと『まっ、いっかぁ度』が上がります。
ここでいうところの『まっ、いっかぁ度』とは波動のレベルが低ければ何が何でも執着してしまうような事柄に対して「まっ、いいかぁ」と思えるような状態が増えたり減ったりする度合いのことです。
なので『まっ、いっかぁ度』が上がれば上がるほど物事に対する強い執着が弱まって必然として「まっ、いいかぁ」と思えるような心の状態に近付いていきます。
それは、頭の中でそうあるべきだと無理矢理考えるのではなく、自然と「まっ、いいかぁ」と思えるようになるってことです。
簡単にいえば『まっ、いっかぁ度』とは『煩悩の濃淡』のことです。
それは同時にコダワリの強弱を表す言葉でもあります。
コダワリが強いほど心には緊張が生まれます。
心が緊張すれば連動して身体も緊張します。
緊張はストレスの素です。
一方『まっ、いっかぁ度』が高くなれば、心も身体も、より『リラックスした状態』になります。
ここでいうリラックスとは、「ストレスが過度に掛かっていない状態」のことです。
個人的には『まっ、いっかぁ度』が爆上がりした状態が仏教でいうところの『悟り』なのだろうと思っています。
『まっ、いっかぁ度』が上がれば上がるほどコダワリが少なくなるので、ナニカに心が過度に囚われることがなくなるのです。
そうなれば様々なことに対して「まっ、いっかぁ」と自然に思えるようになるってことです。
この「自然に」ってところがミソです。
一方コダワリが強い人ほどコダワリが少ない状態というのがピンと来ません。
ここでいう「ピンと来ない」というのは「体感をもって認識ができない」ということです。
もし『悟った人』というのがこの世に実在するならば、その人はコダワリの無い状態を無理なく体感できるでしょう。
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