人間というのは本質的に無知な生き物です。
でも、知らない部分は何かで補わなきゃなりません。
その何かとは簡単にいえば『想像力』です。
ここでいう『想像力』とは知らないなら知らないなりに一生懸命察したり慮ったりしようとする心の働きのことです。
ここでいう『想像力』とは知らないなら知らないなりに一生懸命察したり慮ったりしようとする心の働きのことです。
先ず自分の無知を皮膚感覚で知ることが『想像力』を養う第一歩です。
逆に知ったつもりになればなるほど『想像力』は失われます。
「慮るチカラが弱い」というのは「心の視野が狭い」ということです。
心の視野が狭くなれば、当然周りのことなんて見えなくなります。
逆に知ったつもりになればなるほど『想像力』は失われます。
「慮るチカラが弱い」というのは「心の視野が狭い」ということです。
心の視野が狭くなれば、当然周りのことなんて見えなくなります。
見えてるのは『自分』から見て半径3メートルくらいのマイワールドです。
そして、そのマイワールドこそ『世界』そのものだと勘違いしてたりし出します。
心の視野が狭くなるほど『思い込み』が激しくなります。
『想像力』とは正反対の意味での『思い込み』がです。
『思い込み』が激しいほど他人の感覚・感情を受け入れられなくなります。
理屈ではなく、皮膚感覚としてそれを受け入れられないのです。
「自分の感じること感覚・感情こそが唯一のスタンダードである!」という『思い込み』が強いからです。
そういう人たちが使いがちな特徴的な言葉に「信じられない!」とか「理解できない!」ってのがあります。
自分の先入観や固定観念の外側にあるモノを「ありえない!」事柄としてすべてシャットアウトするための言葉です。
そして、ご自分がそれらをシャットアウトしたことにさえ無自覚だったりもします。
「自分が理解できないモノは酷く醜悪なウソである」という理解なんだと思います。
だから、想像力のない人ほど自分に無いモノは元から無いモノだと考えがちです。
自分になくても他人にはあるかもしれない、ここになくても他所にはあるかもしれない。
その「かもしれない」が欠如しているのです。
その「かもしれない」の部分が『想像力』の素なんですけどね。
なので、何でも断言する人、すぐに物事を断定したがる人は『想像力』に欠けてる可能性が高いです。
その「ズバリ言うわよ!」的な姿勢が一部の人々には受けますけどね…
様々な可能性を物事に見出せるかどうかが、『想像力』を豊かにできるかどうかのキーポイントです。
色んな角度から推測ができる人ほど『想像力』は豊かなんだろうなと思います。
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