怪物と戦う者は、その過程で自分自身も怪物になることのないように気をつけなくてはならない。深淵をのぞく時、深淵もまたこちらをのぞいているのだ。
哲学者フリードリヒ・ニーチェの有名な言葉です。
眼に見えない世界に関わろうとする者なら特に上記の言葉は肝に銘じられた方が良ろしかろうと存じます。
比喩ではなく、『そのモノずばり』の意味としてね！
霊的な話でいえば、こちらから眼に見えない世界を探ろうと思えば、眼に見えない世界からのこちらへの干渉も強くなるってことです。
それもまた「深淵をのぞく時、深淵もまたこちらをのぞいているのだ」って話の一つです。
世の中には霊能者と呼ばれるような人々がいらっしゃいます。
世の中には霊能者と呼ばれるような人々がいらっしゃいます。
簡単にいえば、心霊と交流する能力がある人のことです。
だから、霊能者ってのもまた深淵を好んで覗く者と言えるでしょう。
ならば、すぐそばにある「自分自身も怪物になる」危険を友として進む覚悟があって然るべきです。
それが嫌なら、深淵を覗くのはやめた方がもうやめた方がいいでしょう。
止めるのなら一刻でも早い方がベターです。
何故なら、深淵をのぞき込んだ者は深淵のニオイが染み付いてしまうからです。
そのニオイが強ければ強いほど深淵の向こう側のモノたちを惹きつけます。
そうなれば、下手したら一生深淵から足を洗えなくなるかもしれません。
それが嫌なら、深淵を覗くのはやめた方がもうやめた方がいいでしょう。
止めるのなら一刻でも早い方がベターです。
何故なら、深淵をのぞき込んだ者は深淵のニオイが染み付いてしまうからです。
そのニオイが強ければ強いほど深淵の向こう側のモノたちを惹きつけます。
そうなれば、下手したら一生深淵から足を洗えなくなるかもしれません。
本格的な霊能者ではなくても、世の中には自分には霊感があると公言して憚らない人がいらっしゃいます。
そういう人は、周りに「あっ、あそこのビルの下に亡くなった男の人が立っている！」なんてことを日頃から言ってたりするのです。
万が一霊が本当に見えてたとしても、そんなことは一々言う必要がないのです。
小さな子どもしゃあるまいし、見たり聞いたりしたことを何でも脊椎反射的に言っていいわけがありません。
そんなことは大人ならみんな分かっていることでしょう。
霊的な事柄だけが例外になるなんてことはないのです。
だから、その手の「幽霊が見える」系の話をやたらとしたがる人は、マトモな大人の判断が出来てないということになります。
で、そういうメンタリティの人が霊的な深淵を覗くというのはあまりにも危険だと思います。「深淵をのぞく時、深淵もまたこちらをのぞいている」ということは、こちらが霊的なモノを見ているならば、霊的なアチラさんだってこちらを見ているということです。
こちらからだけ見えるマジックミラー機能は付いていません。
そのことを身をもって知っているなら、軽々しく霊を語ったりはしないんですけどね…
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