人間というのは本質的に無知な生き物です。
人間ごときが何でも分かるわけがないのですから当たり前です。
でも、知らない部分は何かで補わなきゃなりません。
その何かとは簡単にいえば想像力です。
ここでいう想像力とは知らないなら知らないなりに一生懸命察したり慮ったりしようとする心の働きのことです。
一生懸命察したり慮ったりしようとする心の働きが鈍くなると感情や感覚が鈍感になります。
他人のものはもちろんそのうち自分の感情や感覚にまで鈍感になっていくのです。
その意味で鈍感とは人間らしさを失う第一歩です。
しかし、激烈に競争する社会を生きていくためのある種のチカラになるのも事実です。
自分の心にも他人の気持ちにも鈍感になれば、傷付かずに済むからです。
だから、鈍感のチカラに魅入られる人が多いのかも知れませんが、ほどほどにしといた方がいいじゃないでしょうかねぇ…
眼に見えない世界の情報というのは現実に裏付けが取れないことのほうが圧倒的に多いです。
だから、幾ら本物っぽく感じたとしても眉に唾付けながら想像力で補うしか仕方ない部分が存在します。
この眉に唾付けながら想像力で補うというやり方は物事を俯瞰的に見るためには随分役に立ちます。
この眉に唾付けながら想像力で補うというやり方は物事を俯瞰的に見るためには随分役に立ちます。
別にスピリチュアルな世界だけに限らずね。
世の中白黒ハッキリした所謂『正解』が何時も何処かに用意されているなんてことはないのです。
大体はボンヤリとした曖昧さの中を手さぐり足さぐりしながら一歩一歩進んでいくしかないわけです。
だからこそ想像力は必要なのです。
ただ、所謂スピリチュアルや自己啓発の目的は「世界は自分の為にある!」なんて思えてしまうほどの『万能感』や「自分に出来ないことなんてない!」と信じてしまえるほど『高揚感』を手に入れることのような気がします。
ボンヤリとした曖昧さの中を手さぐり足さぐりしながら一歩一歩進んでいくってやり方とは真逆の心のあり様です。
なので、そういった類いの『万能感』やら『高揚感』を求めれば求めるほどそれと反比例して心は浮き足立っていくのです。
実態とかけ離れた方向へ向かっているのですから当然です。
要はマヤカシの世界に心が絡めとられるのです。
日常生活のあちこちにだって、マヤカシは眉唾な情報などとして当たり前のように潜んでいます。
そういう不確かな情報にのめり込み、マヤカシの世界に迷い込む人間が古今東西後を絶ちません。
本当の意味での心の強さとは、平気で他人の心を踏みにじれる鈍感さなどではなく、想像力の中にある「どうしようもない傷つきやすさ」と向き合うことの出来る『挫けない心』のことだと思います。
そして、その『挫けない心』こそが、マヤカシだらけのこの世界を渡っていくための羅針盤となり得るモノなのです。
『このブログを浄化します』
募集中‼
※ お知らせ
現在ご要望があれば日曜祝日にも遠隔ヒーリングを行っております!
また時間外の施術であっても可能な限り対応させていただきますので、御希望があれば一度お問い合わせください。
営業時間 (日曜・祝日除く) :月~金 10:00~21:00 土10:00〜14:00
ご予約はメールにて24時間受け付けております。
当方で予定を確認の上返信申し上げますのでお待ちください。
メール:O-AkIO@n.vodafone.ne.jp
メール:O-AkIO@n.vodafone.ne.jp