『クリアー整体ヒーリング』です

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諸行無常な世界で『絶対』を求めればやがて心は迷います

この世はどう転んだところで不確実性の世界です。
どこまで行っても不確かな状況の中で何とかかんとかバランスを取って生きていくしか道はないのです。   
 
でも、不確かというのは同時に流動性であり、それは自由の源でもあります。
安定と自由は反比例するってことです。
或いは不安定と自由は比例するとも言えます。
 
なので、安定した状態を突き詰めると最終的には『思考停止』になります。
考えなければグラグラと迷う必要がないからです。
 
ここでいう思考停止とは簡単にいえば盲信することです。
精神的にナニカに「負んぶに抱っこ」の状態になるのです。
そのナニカとは特定のの思想・宗教とそれを象徴する人間・集団とかのことです。
 
逆に真面目に考えれば考えるほど心は不安定になりやすいのです。
上にも書いたように元々この世界自体が不確かなものだからです。
 
不確かな世界ではバランスを取り続ける意思を持たなければ結局のところ心は迷います。
心が迷うとはアンバランスなカタチに捻じ曲がるということです。
元々不確実なことを無理やり『安定』という枠に嵌めようとして物事の筋を間違えるからです。
 
以上のようなことを以前に述べたことがあります。
この世が不確実な世界であるなら、当然そこの住人である人間も不確かな存在です。
たまたま不確実になったのではなく、そもそもが不確かな存在だってことです。
 
それを昔の人の言葉でいえば『諸行無常』ってことです。
諸行無常 この世に存在するすべての物事は同じ状態を保つことなく移り変わり、永久不変なものなどないということ。
 
 でも、世の中の多くの人々が永久不変なモノを追い求めるのです。
『真理の探求』とかおっしゃってね…
真理 いつどんなときにも変わることのない、正しい物事の筋道。
 
諸行無常の世界で真理の探求とやらを行うってのは、水の中で濡れない方法を探し求めるようなモノじゃないでしょうかねぇ…
無理筋ってヤツです。
無理筋 将棋や碁で、理屈に合わない無理な手順・指し手。また、一般にそのような無理な手法。
 
じゃあ、何故古今東西たくさんの人々が、そんな無理筋なことを繰り返してきたかというと心が安定しないと不安と恐怖が増すからです。
不安と恐怖から逃れるために絶対的な安定を求めてきたんだと思います。
 
その絶対的な安定をある人は『神』と呼び、ある人は『真理』と呼び、ある人は『絶対』と呼びんできました。
それって叶うことのない夢のようなモノなんですけどね…
夢の中の安定より現実世界の心のバランスの方が千倍・万倍大切です。
 
 
 
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