どこまで行っても不確かな状況の中で何とかかんとかバランスを取って生きていくしか道はないのです。
でも、不確実性というのは同時に流動性であり、それは自由の源でもあります。
安定と自由は反比例するってことです。
或いは不安定と自由は比例するとも言えます。
なので、心の安定した状態を突き詰めると必然的に自由を失う方向へ向かいます。
心の自由を失うと人は思考停止になります。
思考停止とは「まともに考えることを放棄する」ってことです。
まともに考えれば考えるほど人の心は不安定さを増すからです。
不確かな世界ではバランスを取り続ける意志を持たなければ結局のところ心は迷います。
心が迷うとはアンバランスなカタチに捻じ曲がるということです。
元々不確実なことを無理やり『安定』という枠に嵌めようとして物事の筋を間違えるからです。
不安定は不安を生み、不安は不自由を生み出します。
自由に考えれば考えるほど心にアンバランスを感じることが増えるからです。
往々にして人はその不安とアンバランスから『永遠のおさらば』をしたいと願うものです。
だから、絶対に確実で安定したモノを求めようとするのです。
不安定な状態を避けようとして虚構の安定を求めがちになります。
不安定な状態の自由よりも安定した状態を得るための『心の奴隷』になろうとするのです。
その心の奴隷状態を一般に盲信と言います。
中には「いや、自分だけは違う!自分はどんなことがあっても奴隷になんてなりたいとは思わない!」っておっしゃる方もいらっしゃるかも知れません。
でも、それは人間という生き物を買いかぶりすぎています。
誰であれ本当に切羽詰まれば、『奴隷の安定』を求めたとしても何の不思議もありません。
少なくともそういう気持ちを1ミリも持っていない人はゼロだと思います。
自由であることは自分の判断に責任を持たねばならないということです。
それは「判断するということに常に心がプレッシャーをかけられている」ことを意味します。
だからそこから逃れようと判断の基準を外部委託してしまおうとする。
それが先ほど申し上げた奴隷の安定ってヤツです。
自由は不安定だから怖いモノです。
自由が怖いのは「たまたま」ではなく、その性質上「もともと」なのです。
関連記事 不安と恐怖と過度な依存 - 『クリアー整体ヒーリング』です
募集中‼
orion12 | プロフィール | ブログサークル
※ お知らせ
現在ご要望があれば日曜祝日にも遠隔ヒーリングを行っております!
また時間外の施術であっても可能な限り対応させていただきますので、御希望があれば一度お問い合わせください。
営業時間 (日曜除く) :月~土 10:00~19:00
ご予約はメールにて24時間受け付けております。
当方で予定を確認の上返信申し上げますのでお待ちください。
メール:o-akio@n.vodafone.ne.jp