スピリチュアル界隈には「先祖というモノは子孫の人生に漏れなく関わっていくものだ！」という風に考える人たちがいらっしゃいます。
同じ血脈のなかで延々と『生きている人間』の面倒を霊的に見ていくという発想です。
良くも悪くもそんなに先祖が子孫にべったり関わるのが常態化しているのなら、浮遊霊みたいなヒトは何で存在するのでしょう？
或いは地縛霊みたいなヒトはなぜあちこちに立っていたりするのでしょう？
浮遊霊や地縛霊だって今生きている誰かのご先祖さまには違いないわけですが…
ヒーリングなんてことをしておりますと人の身体に亡くなったヒトが憑いているなんて場面にはたびたび遭遇します、
そういうヒトたちだってもちろん実在するどこかの誰かのご先祖サマなのです。
ただ、当然のことながらいわゆる成仏していないヒトは、子孫のじんせに積極的に関与することなどありません。
成仏してないのだからご本人はそれどころじゃないですからね…
霊能者の人によっては「成仏していないご先祖の祟りが…」なんてことをおっしゃる方もいらっしゃいるでしょう。
もし万が一その人のおっしゃることの一部が本当だったと仮定しても、成仏していない先祖が子孫全員に対して祟ったりできるわけではありません。
要するにネガティブであれポジティブであれ、子孫に関わっている先祖というモノはごく一部だということです。
じゃあなけりゃ、とんでもなく多くの亡くなったヒトたちが、自分の子孫とは縁もゆかりもない場所て地縛霊やら、浮遊霊やらになっていたりはしないでしょう。
それでも、世の中には亡くなったヒトは血縁を頼って成仏しようとすると考えているいわゆる霊能者は少なくないようです。
もしそれが事実だと仮定するなら、亡くなったヒトたちは血縁のある者の近くに常に存在していると考えるのが妥当でしょう。
助けてほしいのなら、ご先祖だって出来るだけ子孫の近くに居ようとするのではないかと思います。
例えば北海道で亡くなったヒトが沖縄にいる子孫にほっから助けを呼びかけはしないでしょう。
普通に考えて、沖縄の子孫の近くに可能な限り近づこうとする気がします。
ていうかご先祖といっても成仏霊も居れば、未成仏霊もいると考えるのが妥当です。
その中には当たり前に地縛霊もいれば、浮遊霊もいます。
先祖と子孫が霊的に繋がっているということは実際あります。
いわゆる守護霊みたいなモノも血縁者である場合が多いですしね。
ただ、一般的に考えられてるほど先祖と子孫の結び付きは密ではありません。
先祖と深く繋がってる場合もあれば、先祖との縁が薄い人がいるのもまた事実です。
人生も色々、ご先祖も色々です。
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