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生きることのハードルと忘れられる『寛容』

ぶっちゃけた話いまの世の中生きることのハードルを上げすぎな気がします。
それは個人的にも社会的にも純度100%の完璧さみたいなモノをみんなが求めすぎてるってことです。

だから、「昔の人はこんなお粗末クンではなかった!」とか「日本人 (或いは人間) は劣化した!」とかおっしゃって嘆かれるのです。
「そんなにハードル上げてちゃ、そりゃガッカリするだろうな」と個人的には感じるのです。
人間というモノに対する期待値があまりに高すぎるだろうと…
 
人間に対する期待値を上げるってことは結局自分に対する期待値を上げてるということでもあります。
自分に純度100%の完璧さを求め続ければ、そりゃ生きづらくもなりますよねぇ。
 
だから、生きにくい世の中を少しでも生きやすくするには、「自分の中の生きることのハードル」を少しでも下げる方向へ持っていくことが肝要です。 
まぁ、一度上がったハードルがすぐに下がるわけではありませんがね。
地道にコツコツと認識を変えていくのです。

とりあえず「目指せ!高田純次」って風に設定してみるのも一つの手かなと思います。
そうやって少しずつても自分のハードルを変えていけば楽に生きられる心の道が段々拓けていく気がします。 
 
生きるということのハードルを自律的に下げて、出来るだけのほほんとしてた方がこれからの時代を乗り切りやすいのではないでしょうか?
少なくとも今のように生きることのハードルが他律的にガンガン上げられていく時代においてはね。
 
以上のようなことを前に書きました。
で、最近またこんな文章を拝見したのです↓
妹と水族館に行ったとき、妹が水槽の一部に魚が大量に居座ってるのを見て「多分あそこが1番水流が穏やかで温度が丁度いいんだと思う。そうやって楽をしたがる魚が沢山集まってるのが気持ち悪い」って言ってて、魚に対してこんなに厳しい人いるんだって驚いた。
楽をしたがる魚が気持ち悪いってのは、生きることのハードルがガチガチに上がりすぎたせいなのではないでしょうか?
だから、人間のみならず他種族の魚にまでそのハードルを当てはめてジャッジしようなどと考えてしまうのだと思います。
 
でもね、先ほども申し上げたように、他人に対するハードルを上げるってことは結局自分に対するハードルを上げてるのと同じなんですよね。
それって自分で自分の人生をわざわざ生きにくくしていることに他なりません。
自分で自分の首を絞めているようなものです。
 
最近は『寛容』って言葉の価値が下がっている気がします。
厳格な上にも厳格がスタンダードになってるように感じるのです。
 
楽してる魚が気持ち悪いとか言ってる感性の人は、寝てばかりいるネコを見て「ぐうたらしてるんじゃねぇよ💢」とかイラつくのでしょうかねぇ?
だとしたら、何だかモノ悲しいなと思ってしまうのです。
そういう心の在り方がね…
 
 
 
『このブログを浄化します』 


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