「この世の可成りの部分はやり方次第でテクニカルに操れるんじゃないか」と信じている人が世の中には結構いらっしゃるような気がしています。
そういう人々の心の奥底には「人間なんて案外簡単に操作出来るものだ!」っていう想いが横たわっている気がします。
その手のメンタリティを持つ人をごく個人的に『操れる系』と呼んできました。
操れる系の人は「やり方さえ間違わなければ人の心でも世間の仕組みでも何でも思い通りに操れるはずだ! 操れないのはその人間の知識や能力が足りないのだ!」って考えがちです。
操れる系ってのは、「人間という種族や個人の能力に対する万能感のクセ」がものすごく強いんだろうなと感じます。
『人間至上主義』みたいなモノが心の根っこにあるのでしょう。
例えば世の中には「大人になった頃には、子どもの時受けた精神的なダメージなんて、もうとっくに風化しているに決まっている! そんなモノが、大人のメンタルに多大な影響を与えるはずがない! 」って思ってる人が結構多いように感じます。
「大人になったのだから、子どもの時のことは関係ない! 大人ってのは自分の心は自在にコントロールできて当たり前なのだ!」って考え方がそこには伺えます。
でも、本当にそうでしょうか?
実際には只今現在のその人の顕在意識でコントロール出来る部分っていうのは心全体の半分もあればいい方です。
残り半分以上は顕在意識じゃないモノの影響を受けているのです。
何に影響を受けているかといえば一番は過去の自分です。
日々量産される自分自身に向けたネガティブな想念エネルギーというものは、年月を追うごとに膨大な数に上っていきます。
そのエネルギーは数量に比例してチカラを増し、本来の主たる「顕在意識」を差し置いて本人の思考や行動をガッツリと支配しているのです。
私はそれを自縛のエネルギーと呼んでいます。
自縛のエネルギーの始まりは大抵幼児期における人との関わりの中から生み出されます。
多くの場合親の言葉や行動によってトラウマが生まれ、そのトラウマを元に自縛のエネルギーが生まれていくのです。
親が子どもに与えてる影響は目に見える部分も大きいですが、目に見えない部分もまた大きいってことです。
その上その影響は大人になったからといって勝手に消えてくれたりはしないのです。
操れる系の方が考えるほど簡単には、人の心は操れません。
ならば、人間社会だってそう簡単には操れないのです。
世界は人間の自由にはできないってところから出発しないと遅かれ早かれ痛い目に合うんじゃないでしょうかねぇ。
ていうか今の世界がすでにそうなっているように見えるんですけどね…
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