そういう『浮き足立った全知全能感』みたいなモノをその人が欲しているから、そんな感じになるのだろうと思います。
そして、そういう人たちに限って、やたらと他人のマウントを取りたがる傾向にあります。
ここでいうマウントと取るというのは「オマエよりオレの方がすべてにおいて上なんだぜ!」っていう『ドヤ感』を相手に突きつける行為のことです。
で、何でマウントを取りたがるかというと、優越感を持ちたいからです。
そうまでして優越感を持ちたいのは、劣等感に苛まれているからです。
優越感に飢えている人間の行き着く果てがマウンティングってことです。
あともう一つ、世の中には『啓蒙したがる人』ってのがいらっしゃいます。
ここでいう『啓蒙したがる人』というのは、他人に対して「自分が『正しい道』に教え導かねばならない!」という暑苦しい使命感に満ちている人のことです。
この啓蒙というのも、マウンティングのひとつの形態ではないかと感じるのです。
人は「周りの人間より自分は掛け値なしで優れている!」という浮かれた優越感を持ってしまうと、「無知蒙昧な愚者たちを聡明な自分が啓蒙しなければならない!」というありがた迷惑な使命感に駆られがちになります。
そして、それが往々にして『善意から来るマウンティング』になるのです。
なので、啓蒙したがる人の使命感は大抵浮き足立った全知全能感から発しています。
ここでいう浮き足立った全知全能感とはこの世のすべてに対して「自分はお見通しだぜ!」って感覚を持っている状態のことです。
少なくとも「自分は他の人間などよりずっと真実を熟知している! この世のモノゴトの理非善悪を見通すだけの深い知恵を持っている!」と本気で信じている人が今の世の中少なくないであろうことはひしひしと感じます。
「いやぁ、あまりにも過信しすぎだろう(ー ー;)」と個人的には思いますけどね…
「見たいものを見たいように見ている」とは「その人の見ている所謂『現実』というのが、実は潜在意識やら先入観やらによって恣意的に集められた出来事の集積に過ぎない」ということです。
別の言い方をすれば「自分が見たいものと見たくないものを無意識に自動で選別する心の装置を全人類が標準装備している」ということです。
どんな人間の主観も大なり小なり歪んでいます。
心の歪みが大きくなればなるほど浮き足立った全知全能感でモノゴトの機微が見えなくなっていくでしょう…
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