人間というのは本質的に無知な生き物です。
でも、知らない部分は何かで補わなきゃなりません。
その何かとは簡単にいえば想像力です。
ここでいう想像力とは知らないなら知らないなりに一生懸命察したり慮ったりしようとする心の働きのことです。
想像力こそが人間らしさの根っこです。
知らないなら知らないなりに一生懸命察したり慮ったりしようとする心の働きが、他者の痛みや苦しみまた喜びや希望などに対する敏感さを生むのです。
慮るチカラが弱いというのは心の視野が狭いということです。
人間心の視野が狭くなるほど周りのことなんて見えなくなります。
見えてるのは『自分』から見て半径3メートルくらいのマイワールドです。
そして、そのマイワールドこそ『世界』そのものだと勘違いしてたりします。
視野の狭い人は思い込みが激しいです。
想像力とは正反対の意味での思い込みです。
思い込みが激しい人は他人の感覚・感情をあまり受け入れられません。
理屈ではなく、それこそ感覚・感情として受け入れられないのです。
「自分の感じること(感覚・感情)こそが唯一のスタンダードである!」という思い込みが強いからです。
で、そういう人に限って一つの経験や見聞で一方から一方へ考え方が振り切れたりします。
「あれもあるけど、これもある」とは中々考えにくいのです。
それは人間関係についても同じことが言える気がします。
そういうタイプの人は他人との価値観や世界観の一致を感じると一気に強い共感モードに突入したりします。
その代わり何かのキッカケで「あっ、この人は自分とは価値観が違う」とか違和感を感じると一挙に共感モードが解けて懐疑モードに突入するのです。
最近またこんな文章を拝見しました↓
性格や価値観がピッタリと合う人なんて、ほとんどいません。「向かう方向が大体同じだから、一緒に進もうか」くらいがちょうどいいです。この感覚だと、相手の考え方とかが少しくらい違っても、気にならなくなります。ずっとピッタリくっついて歩こうとすると、お互い窮屈だし、生きづらいと思います。
当たり前ですが、人と人とは別人です。
100%の共感なんてないのです。
だから、幾ら自分との共鳴性を強く感じても、他人の言葉や言動は3割くらい割り引いて捉えておいたほうが無難です。
この『3割引』の視点というのは物事を俯瞰的に見るためには随分役に立ちます。
特にのめり込むタイプの多い人は0か100かで物事を捉えがちなのでね。
世の中白黒ハッキリした所謂『正解』が何時も何処かに用意されているなんてことはないのです。
大体はボンヤリとした曖昧さの中を手さぐり足さぐりしながら一歩一歩進んでいくしかありません。
元からそういうものなのです。
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