『クリアー整体ヒーリング』です

ヒーリングにまつわる話や不思議な話など

健康と不健康は二つで一つのセットです

最近巷ではますます健康をテクニカルに得ようとする考え方が流行っています。
ただ、研究所で実験用ラットを扱うようなやり方をしても中々健康という『答え』にはいき当たらない気がします。
ていうかそもそも「目指している健康って何なのか?」ってところからしてボヤけているというか…

医学的に言われる所謂『不健康』な要素を機械的に削り取って、健康になるための要素だけを選別して残そうとしても無理があるとしか思えません。
生と死が切り離せないように健康と不健康もまた切り離すことは無理なのです。

陰陽説では「陽極まれば陰になる」と申します。
これを健康に当てはめて私流に言い換えれば「健康ガー!健康ガー!と年がら年中やってればそのうち振り切れてとんでもなく不健康になる」ってことです。
 
それじゃあ、まるで健康のガラパゴス化です。
何故そうなるかといえば「純度100%の健康を目指す」からです。
 
不健康を唾棄し、不健康を撲滅しようと試みる…
でも、純度100%の健康を目指せば目指すほど純度100%の不健康に近付くことになります。 
まさに「陽極まれば陰になる」です。
で、最近またこんな文章を拝見したのです↓
自然や社会と繋がりを持って生きることで心身が保たれる面は相当大きいと思う。わずかの傷も恐れ、逃げ続けるというのは、無菌室にこもるということで、たちまち弱っていくのではないか。それとも、徹底殺菌された空間で生活し、外出時は何本もワクチンを打つ、というのが「健康」となるのだろうか。
純度100%の健康を目指せば、最終的には「死ぬまでずっと無菌室にこもる」みたいな状態を目指すことになるんじゃないかと愚考します。
それは、『100%引きこもり生活』ってところに行き着くということです。
 
仮に伝染病が怖いからという理由で一生誰にも会わす誰にも触れず生きていくことが可能だったとしましょう。
そういう生活で得られるモノが果たして本当に『健康』なんでしょうかねぇ?
 
さらに言えばそういう生活で得られるモノが仮に本当の『健康』だったとしても、その健康と引き換えに失うモノの方が得るモノより遥かに大きいんじゃないかと感じます。
簡単にいえば「健康と引き換えに人生の大切な部分を失う」みたいなね…
 
でも、世の中には『健康』に突き抜ければ突き抜けるほどいいこと尽くめだと考える人が大多数のような気がします。
それで、下手したら不健康に振り切れるまで突き進んでしまう人も稀れではないんじゃないでしょうか?
 
個人的には健康7の不健康3くらいがちょうどバランスが良いと感じます。
場合によっては健康6の不健康4でも全然構わないと思っています。
 
要は健康と不健康のバランスが大切なのです。
バランスを欠いたモノは如何なるものであっても遅かれ早かれ劣化します。
心であれ、身体であれ、魂であれね。
『時には不健康を受け入れながら健康に寄り添っていくこと』が大切であろうと愚考いたします。
 
 
 
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