主によく語られる魔境の意味は『神秘体験などに囚われ、意識の拡張により自分のエゴが肥大し、精神のバランスを崩した状態である』といわれている。簡単に説明すると現実世界では通常体験出来ない現象や思想を感じた時「特別な何かを得た、感じた」と思い、その出来事・物事にとらわれてしまう、のめり込んでしまうといった状態になることではないだろうか。しかも、本人はその事に気付いていないという部分が何より大きいと思われる。
魔境に入った人というのは十中八九浮かれています。
ここでいう「浮かれている」というのは万能感に支配された状態のことです。
「神秘体験をする→価値観のコペルニクス的転回が起こる→万能感に支配される」という道筋を辿る人って少なくない気がします。
例えば瞑想好きな人が、瞑想をやってるとふとしたきっかけで急にビジョンっていうんですかね…
そんな類のモノが心にくっきり現れたりするわけです。
スピリチュアル好きで瞑想やってる人ってのは大なり小なり『そんな経験』を望んでいるんじゃないでしょうか?
神秘体験をして高揚感を得たいっていう気持ちが心の何処かにあるってことです。
最近もこんな文章を拝見しました↓
瞑想って効果ばかり語られてるけど 実は (中略) 経過を見ていく中で自分の中にある神秘的な能力開花 こんな感じで 経過の中に色々な意味が詰まっているんだよね。
まあ、何を目的にして何をしようとそれぞれの自由だと思います。
でも、瞑想ってのは、ベーシックに危険なファンタジー世界(魔境)に近づきやすくなる効果があるのは確かな気がします。
そして、その危険性を認識している人は決して多くないのです。
なので、改めてハッキリ申し上げますが、瞑想と霊能力開発みたいなことを結びつけるのは危険が危なくてデンジャラスです。
ていうか私なんかが言わなくても、元々昔の人たちか魔境という言葉で戒めてたんですけどね…
多分むかしも「座禅をしてたり、滝に打たれたりしてたら、観音様や不動明王が自分のところに現れて啓示を与えた!」みたいなことを言う人は少なくなかったんじゃないでしょうか?
だからこそ魔境なんて言葉がずっと残ってるわけです。
瞑想ってのは、簡単にいえば頭を空っぽにすることだと思います。
現代人は頭に何やかやと詰め込みがちなので、リフレッシュのために頭を空っぽにしたいというのはあながち間違いではないでしょう。
ただ、頭を空っぽにしてそこに眼に見えないナニカを招き入れようとする行為は危険です。
何がやって来るのか分かったものではないからです。
ていうか大抵はロクでもないモノがやって来ると思った方がいいでしょう。
じゃあ、なけりゃ魔境なんて言葉が戒めとして残ってるはずはないのです。
繰り返しますが、瞑想と霊能力開発は結びつけないことが肝要です。
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