ある書店の店頭で読経のCDがかけられていたことがありました。
「誰でも覚えられる般若心経」みたいな本に附属のCDです。
そこには様々な波動エネルギーが集まってきてました。
そのほとんどは波動がレベルの高いとは言いがたいエネルギーだったのです。
エンドレスで流れる読経はそんなエネルギーをどんどん集めてました。
ただ、そうやって集ったエネルギーたちを浄化してはいませんでした。
個人的には読経をしたりマントラを唱えたりすると亡くなられた方が『成仏』をするという話には疑問符を感じています。
どうしてそう感じるかといえば、ヒーリングしている過程で今まで成仏していないお坊さんたちと少なからず出会ってきたからです。
しかもそういったお坊さん達のほとんどは、いわゆる験力のある人々のようでした。
ここでいう験力とは死者を成仏させられるようなチカラのことです。
そういうチカラがあると考えられていた僧侶の方々だったのではないかということです。
そんなお坊さん達でさえ、亡くなってから生きている人間たちにダメージを与えているケースが少なくありません。
そういう人たちのエネルギーが、実際にヒーリングを受けている人たちの不調の箇所から出てきたりするのが事実です。
そして、それは決して稀有な例ではないです。
もし読経をすること自体に魂を浄化するチカラがあるとするなら、とっくの昔にご自分たちがキレイになってないとオカシイんじゃないでしょうか？
そういうお坊さんたちは何十年も読経を日課にされていたはずので…
ただ、現実にはそうなっていないんですよね。
あくまでも私の個人的な経験から来る見解ではありますが…
もちろん何を信じるか信じないかはそれぞれの方の全くのご自由です。
また宗教的儀式の社会的な意義を全否定するつもりもありません。
それが生きている人間の心の安寧に効果があるなら、為すことに意味はあるのでしょう。
しかしながら、ハッキリ申し上げてお経そのモノに死者を成仏させる霊的なチカラがリアルにあるかといえば、それはNOだと思います。
まあ、それはお経だけじゃないですけどね…
十字架や聖水で悪魔祓いをするって話も同じでしょう。
結局「宗教は宗教、霊的なことは霊的なこと」で、一見繋がってそうですが、別々のお話だってことです。
少なくとも個人的にはそう捉えております。
例によって例のごとく独断と偏見ではありますが、霊能力があるという人が宗教的にすごく偏った世界観で霊的な世界を語っていたなら、眉に唾をつけて聞いた方がいいでしょう。
その手の話にはマヤカシが多いと思うからです。
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