世の中には『啓蒙したがる人』ってのが少なからずいらっしゃいます。ここでいう『啓蒙したがる人』とは他人に対して「自分が『正しい道』に教え導かねばならない!」という暑苦しい使命感を持った人のことです。
そして、それこそが「善を為すことだ!」と信じていたりします。
そういう人は必然的に他人に対して押し付けがましくなっていくものです。
何故なら「分かってない奴らにオレ様が本当のことを教えてやるよ〜!」って感じの『熱い想い』が心の底にあるからです。
簡単にいえば「善意にあふれた上から目線」なわけです。
では、そもそもどうして「善意にあふれた上から目線」になってしまうのかというと「正しいことは一つだけ! その正しいことを知ってるのは自分だけ!」って考えが心の奥底にあるからだと思います。
で、最近こんな文章を拝見しました↓
地球上から戦争を無くす方法はあります。世界を統一しひとつの国にすることです。日本国内も以前は複数の国に分かれて戦争していましたが、今はもう大丈夫と言ってよいでしょう。
世界を統一するということは結局一つの『正しい』によって世界を征服するということです。
それがいくら善意のカタマリから出た発想であろうと、やってることは仮面ライダーのショッカーと変わりません。
目の前に100人の人がいれば100通りの「正しい!」が存在します。
みんな自分が正しいと思っているからです。
もしその100人の中の1人が自分の「正しい!」を何処までも妥協なく押し通そうとすれば最終的に何らかのチカラを行使して相手を捩じ伏せるしかなくなります。
万人が心から納得する「正しい!」なんて何処にもないからです。
知力・暴力・権力…如何なるチカラであれそれを他に対して行使し続けるなら波動的に荒々しく尖っていきます。
つまり、『正しいの比べっこ』というものをやればやるほど必然として荒々しい波動に染まっていくということです。
老子道徳経に「大怨和すれば、必ず余怨有り。いずくんぞ以て善と為すべけんや。」という言葉があります。
「一度大きな怨みができると、表向き和解したところで、怨みの火種は燻り続ける。怨み自体を根っこから無かったことにはできない」ってことだろうと思います。
戦争に話を戻すと、「もし相手をチカラ尽くで叩きつぶして世界を統一して平和になったところで、諍いの火種が完全に無くなることはない」ということです。
その『火種』がいつの日かまた大怨となり、世界を戦火で焼き尽くさないという保証はどこにもありません…
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