私の造語に『仮定盛り』ってのがあります。
「こうに違いない！」という思い込みを土台にして、その上に「ならば、こうなるはずだ！」という仮定の話を『ブレない真実』のように盛り付けていくっていうやり方を表す言葉です。
で、盛り付けた話は仮定のはずが直ぐにその場で「そうに違いない！」という『確信』に変質していきます。
っていうか盛られてる途中で、もうすでに『ブレない真実』のように扱われていますけどね…
そして、またその『確信』の上に仮定の話が盛られていくのです。
ネバーエンディング盛り盛りストーリーです。
まぁ、思い込みと決めつけのコラボレーションですけどね…
で、この仮定盛りにおいて一番問題なのは、根拠のないことを盛りつけることより『自分がどこまで話を盛っているのか、ご本人さえ分別出来なくなること」です。
話を盛ってる意識がなくなると申しましょうか…ご自分で創造したはずのファンタジー世界に自らが呑み込まれて信じ込んでしまうのです。
そういう人の特徴の一つとして、相当ぶっ飛んだ話を何の注釈もなくいきなりぶっ込んでくるというのがあります。
なぜそうなるかというと、多分その人たちの中では、その事柄は説明するまでもない厳然たる真実だからでしょう。
その人たちの心の中では説明するまでもないくらい当たり前の前提になっているのではないかと思われます。
なので、いきなり結論から話すみたいな話の持って行き方になりがちです。
何かのマニアの人が相手も自分と同じくらいマニアだと最初から決めつけて会話してる感じと言ったらお分かりでしょうか？
仮定盛りが仮定盛りであるうちはまだマシで、そこを突き抜けると『ファンタジー断言盛り』みたいなモノになります。
ファンタジックな個人的空想みたいなモノを絶対的真実として断言し、その断言したモノの上に別のファンタジーを断言して盛りつけていくというスタイルになるのです。
なので、「仮に〇〇なら」みたいな前置きはそこにはもう存在しません！
例えばこんな風に↓
幽体の材質を幽質と名付けてもよいですが、それだと実際にはやや不適切な概念になります。 幽質とは実体のない映像に過ぎないからです。幽質それ自体には何のエネルギーもありません。
まずごく普通に考えると「幽体って何？」ってことなんですよね…
で、その何かよく分からない幽体とやらには材質ってのがあるそうです。
ここでまた材質ってナンジャラホイってことになります。
物質でもないモノに材質って…？？
スピリチュアル界隈には、こういう「自分は世界のすべてを知り尽くしている！」系の話し手は少なくありません。
その手の人たちは聞き手に過度な読解力を求めてきます。
「真実が見抜ける人なら私の言うことが分かるはずだ！」という圧を掛けてくるのです。
対策としてはそういう人の話は最初から話十分の一くらいで聞いとけばいいだろうと思います。
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