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数字の呪縛と「呪をかけること」

森羅万象すべてのモノには波動エネルギーがあります。 
だから、当然言葉にも波動エネルギーがあるのです。
今まで何度か申し上げてきた「呪をかける」という行為もまたその言葉のエネルギーを使っています。

ここでいう「しゅをかける」とは強い言葉で相手に衝撃を与え心に『隙間』を作り、そこに不安や恐怖を打ち込んで縛ることです。 
『言葉』のチカラを使って人の心をコントロールするために為されるモノです。

それは『他者』の心を支配し、時に『場の空気』まで支配しようとする呪術です。 
なので、「呪をかける」という行為は最初は特定の個人なり集団によって行われるものです。

ただ、繰り返しかけれた呪はいつしかそれ自体が独り歩きし出します。
個人の手を離れ社会的な禁忌になり、エネルギー的には人を縛るモノとして眼に見えない効果を発揮することもあります。

「呪をかける」というのは特定の言葉に特別な『意味』を与えることとも言えるでしょう。
『意味』を与えることで眼に見えないチカラが生まれるのです。
 
西洋では特にですが、古代ギリシアピタゴラス以来、数字に呪術な意味を与えるやり方が少なからず行われてきたようにお見受けします。

そして、それは西洋以外の様々な土地でも様々なカタチで数字を使った呪術で行われてきました。

数字を使った「呪をかける」行為で一番ポピュラーなのがいわゆる予言というモノです。
例えば「1999年7の月 アンゴルモアの大王が空から降ってくる」みたいなヤツです。


この1999年7月にどんなに強力な呪がかけられていたかということは昭和の時代を生きた人なら大なり小なりご存知のことかと思います。
何しろ日本中がある種の終末シンドロームのようなモノに罹っていましたからねぇ…
その時代の雰囲気を知りたければ浦沢直樹の『20世紀少年』というマンガを読んでいただければ分かりやすいかなと思います。

今も特定の数字或いは日にちに特別な意味を持たせるというやり方は連綿と続けられています。
例えばこんな風に↓

聖書予言でよく3年半、42ヶ月、1260日というのが出てきます。 これは1260年間の意味であると解釈されます。始まりは「荒らす忌まわしいものが立てられてから」で、終わりは「最後の審判」です。
1260という数字には元々特別な意味ありません。
1260と聞いて何かの感情なり感覚なりを揺さぶられる人はあまりいないでしょう。
 
ただ、「1260は聖書では最後の審判を意味する」と言われると、それがあたかも最初から忌まわしい数字であったかのように感じる人も出てくるのです。
それが、数字を使った「呪をかける」行為です。
数字にやたらと『特別な意味』を持たそうとする人がいたら気をつけた方がいいでしょう。
 
 
 
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