世の中には『特別』であることを求める人がたくさん存在います。
特別なチカラ、特別な感覚、特別な使命、特別な人生などをです。
『特別』に憧れ、『特別』に囚われているといったほうがいいかも知れませんが…
ここで言う『特別』とは例えば「自分は他人より世界の真実を知っている！」とか「自分は神より選ばれた人間である！」とかいう優越感に溢れた状態のことです。
そういう状態になりたいと渇望し、「既にそうなったに違いない！」と思い込みたい方々が大勢いらっしゃるわけです。
そういう状態になりたいと渇望し、「既にそうなったに違いない！」と思い込みたい方々が大勢いらっしゃるわけです。
優越感を渇望する人は劣等感に苛まれている人です。
強いコンプレックスこそが『スペシャルな自分』を夢見させるのです。
最近はあまりよく知らない人であっても頭ごなしに上から目線でコミュニケーションを取ろうとする人々が社会に増えてるような気がします。
所謂一つのやたらと威張る人です。
そういうのを所謂マウンティングって言うのでしょうかねぇ。
ここでいうマウンティングというのは自分の方が常に上位にあるんだと対象になる相手に分からそうとする行動のことです。
自分の立場が上だとか下だとかをハッキリさせたがるのも、自分が特別だと思いたいからなんじゃないでしょうかねぇ？
その他大勢の中に埋没したくないって想いが何処かにある気がします。
だから、自分と他人を常に比べるクセが心に憑いているのです。
それは、他人と自分を比較して「自分の方が優れている！」という優越感を感じたいといつも心の底で思い続けてるということです。
そういう心のクセのある人は他人との優劣を付けたがるので、上から目線、マウンティングもまた常態になっています。
すぐに人をバカにするし、相手の方が少しでも優れていると思えば全力で引きずり下ろそうと画策するのです。
そういうタイプの人の行く末について最近的確な文章を拝見しました↓
いばっている人は、劣等感を抱えている。いきなり激昂する人は、深い劣等感を抱えている。それを解消するために成功や出世、物を獲得することに必死になるが、劣等感は消えない。消えていくのは、本来の自分らしさである。
威張れば威張るほど劣等感は消えるどころか増大していくばかりでしょう。
なぜなら、常に己れの劣等感というフィルターを通して、人を見、世の中を見ているからです。
なので、もし所謂「威張る人」が自分の心を楽にしたければ、自分と他人をやたらと比較するクセを矯正することです。
クセなので一朝一夕には難しいでしょうが、根気強くコツコツと繰り返し直していくことです。
まあ、ご本人がそれを望まれるならばですけどね…
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