世の中には「人の念みたいなものは気合い一発で弾き飛ばせるんですよ！」とか「気にしないようにしていればエネルギー的なものに対する敏感さはそのうち薄らいでいくんです」とかいうことをおっしゃる方々がいらっしゃるようです。
「為せば成る！ 成さぬはその人の成さぬからなのダァ〜！」的な考え方と申しましょうか…
私はそれをスピリチュアルな根性論と呼んできました。
ここでいう『根性論』というのは「精神力というか気力みたいなものさえ充実していれば霊的に悪いモノが来たって恐るるに足りないゼ！」的な考え方のことです。
「元気があれば何でも出来る！」と言いますか…(ｰ ｰ;)
そんな「気合いがあれば何でも出来る！」的な考え方をご自分の『脳内ワールド』の中だけで展開されているだけなら個人の自由だと思います。
でも、実際は結構「怖いこと」を自信満々で発信してしまう方も少なくありません。
その「怖いこと」というのは例えば「何かに憑かれた人がいたとして、気力の充実した人がその人の背中をドンと叩いて「出ていけ！」と気合いを込めればその何かは簡単に出て行くんだよ」みたいなお手軽なお祓いの話のことです。
以上のようなことをこのブログで何度か言及してまいりましたが、つくづく「懲りない人って多いんだなぁ」と最近また感じております。
懲りないというか、その危険性をちゃんと認識出来てないっていうか…
一言で言えば「相当無理がある」ってことです。
端から無理なことを気合いだけでやり抜こうとする行為を『無謀』と申します。
つまり、スピリチュアルな根性論は全部とまでは言いませんが、多くの部分が『無謀』という要素で出来ているということです。
お祓いだ除霊だって類いのことは、そこら辺の危険性に対する『想像力』がちゃんと養われていなけば、安易に手を出してはいけないモノなんじゃないでしょうかねぇ。(まぁ、養われてても手を出さない方がいいと個人的には思いますが)
それって「命綱も着けず、きちんと安全の確認もしないまま、吹きっさらしの高所で鳶職でもないズブのシロウトが大したレクチャーも受けずにいきなり作業を始めてしまう」くらい危険なことだからです。
スピリチュアルな世界にはホント無謀な人が多いなぁとつくづく思います。
例えばこんな風に↓
生きている人間が無意識に飛ばしている念がただひたすら強いだけのサイキックアタックは、度を超えると結構面倒です。浮遊霊や使い魔のようなものと違って、生身は気合いで弾き飛ばせないですし。
全体的に何だか少年マンガのオカルトアクション物っぽいですよねぇ(ｰ ｰ;)
「浮遊霊や使い魔は気合いで弾き飛ばす！」とか…
そういうことが本当に出来るか出来ないかは取り敢えず横に置いとくとして、「弾き飛ばす！」とか「叩きつぶす！」とかそういう荒っぽい考え方自体やめた方がいいのになぁってつくづく思うのです。
『ご自分』が弾き飛ばされてしまわないうちにね！
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