所謂『憑かれる』といってもオカルト映画みたいな誰でも分かるド派手な怪奇現象が起こるなんてことは滅多にありません。
もし起こったとしても随分状況が進行した段階でのことでしょう。
最初はその人の内側からジワジワとゆっくり浸食されていきます。
浸食された部分は『自分では無いモノ』に差し替えられていくのです。
差し替えられた部分は元からある部分と比べると擬態したカメレオンみたいになっています。
よく見れば違うのですが、ちょっと見には違いがわからない感じと申しましょうか…
ただ、非常に強力なモノがその人に憑いているので、それより弱いエネルギーは中々近寄れないってことはあります。
現実でいったらコワモテのガタイのいい人がバックについてるって感じです。
結果的にはその人を護っていることになるのでしょう。
でも、護ってるからそのモノは所謂『神さま』的な良い存在なんだと無条件に考えるのは早計です。
単純な話バックに憑いてるモノが神だろうと悪魔だろうと強力ならそれだけで微弱なモノは寄ってこないのです。
チカラの弱いモノはそんなのに関わりたくないからです。
良いモノだから避けて通るわけではありません。
そこら辺のことが分かってない人がスピリチュアルな世界の中にも大勢いらっしゃるようにお見受けします。
で、そういう人は自分に憑いてるモノを妙に自慢されたりします。
物の怪由来のチカラを誇示したりね…
人間の側に都合の良い考え方ばかりしていればマヤカシに取り込まれる可能性は高くなります。
眼に見えない存在ってのはそれがどんな存在であろうと人間の都合を最優先して動いてるわけじゃないからです。
具体的には本人が意図的に念飛ばしのようなことをしなくても、ネガティヴな感情を持つとバックのモノが行ってダメージを与えるなんてことがあります。
例えば或る人が「あいつ気にくわない💢」とか思ってると相手が急に怪我をするとかね…
別に相手に危害を加えようなんて思ってなくてもです。
その人の周りで、不自然なカタチでそういったことが続いたりするわけです。
もちろん何時も必ずとは限りませんが…
バックに憑いてるモノはバックのモノの都合で勝手に動くのです。
まあ、そこらへんも全部含めて『憑かれてる』ってことなんでしょうけどね…
で、そのバックに憑いてるモノが勝手に動いている状態を「高次元の存在が自分を助けてくれている！」みたいな感じで本気で信じてる人も少なからずいらっしゃるみたいです。
バックのモノにそう思わされてるって部分も多分にあるでしょうけどね…
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