『クリアー整体ヒーリング』です

ヒーリングにまつわる話や不思議な話など

無用の用と効率主義

人間万事塞翁が馬って故事があります。
幸は不幸となり、不幸はまた幸となり変転止まるところを知らないって諺です。
その変転が結局どういう結末を迎えるかは誰にも分からないのです。
 
効率主義は短期的に見れば合理的なんでしょうが、それがいつ非効率に転ずるかなんて誰にも分かりません。
変わりゆく『時と場合』にちっぽけな人間という種族が全て対応することなんて出来ないからです。
 
ここでいう効率主義ってのは「いつでも何処でも『ムダ』を省いてスピーディにやるのがカッコいいんだぜ」みたいな考え方のことです。
もっと言えば、物事を上手くやるための単なる道具ではなく、『価値観』としての効率に縛られてる思考のことです。
 
それを個人的にはインスタントって呼んでいます。
私のいうインスタントというのは「何時でも何処でもどんな場合でも単純明快な答えを出していく」という心の在り方のことです。  
テレビのお笑い番組で例えればシチュエーションなんて関係なく「とにかく出てきて3秒でドカンと笑わせなくちゃダメなんだよ!」みたいな感じのね…
 
一言でいえば何よりも『手っ取り早いこと』を最優先させる発想です。 
スピード感と臨機応変さが命みたいなね…
 
で、そうなると『あやふやさ』や『回りくどさ』をヒドく嫌うようになります。
単純明快さが第一なんですよね。
 
最近そんなインスタントの典型みたいなお話をまた拝見いたしました↓
この自粛のなかで改めて感じたのは、本来なくても誰も困らないような不要不急の仕事をしなければ、最低限の食料も住居も確保できない人が大勢いるということ。資本主義と自由市場経済の欠陥が露呈した気がします。
「本来なくても誰も困らないような不要不急の仕事をしなければ、最低限の食料も住居も確保できない人が大勢いる」ということは、誰にとっても無用で、何の価値のない仕事が世の中にたくさん存在しているって意味ですよね?
しかもそれが給料という『金銭的な価値』まで生んでいるって…すごく話が矛盾しています。
 
ある人にとっては『なくても困らない不要不急の仕事』=ムダであっても他の人にとっては必要不可欠なモノかも知れないのにねぇ
頭の中のムダを削りすぎたせいで、他者を慮る想像力まで効率化してしまったんでしょうか?
 
ブレーキに遊びが必要なように、一見必要のなさそうに見える仕事であってもどこかで誰かのの役に立っているかも知れません。
ブレーキの遊びは一つの例えですが、無駄を削ったつもりが返って必要なモノまで捨て去っているなんてことは、今の世の中たくさんある気がします。
「無用の用」って言葉が尊ばれている世界にはさっぱり見えないですし…
 
 
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