「肉体という物が無くなればその人の『存在』全ては綺麗さっぱり無くなる！」っていう考え方があります。
所謂「目に見えるモノ」だけを信じる唯物論ってヤツです。
唯物論って考え方を続ければ、遅かれ早かれ「やり逃げ上等！ ごまかし万歳！」って感じの心の在り方に傾いていくでしょう。
だって、死んだら魂も含めて自分という存在は跡形もなく消えてなるんですよ？(あくまでその人たちのアタマの中ではですが)
そりゃ「生きてる間にやりたい放題やればいい！ 自分が消滅した後の世界のことなんて知ったことかよ！」って風にもなるでしょうよ。
「唯物論的な考え方を続けてるとそのうち刹那的な考え方に染まっていくよ」ってことです。
人生80年というなら80年分の長さでしか物事が見られなくなります。
何より「死んだらその人の何もかもが消滅してしまう」って考え方は人としてものすごく寂しい心の在り様だなと思うのです。
「人はどこまで行っても『物体』にしか過ぎない」って考えに染まっていくところがね…
魂と心と肉体の結びつきについて、個人的な考えを申し上げます。
生きてる限り肉体と魂は互いに深く結び付いています。
そして、肉体と魂が結び付いたところに心が生まれます。
肉体を得た魂が歳を経てこの世に馴染むと心を得るのです。
魂が心を得るまでには大抵生まれてから3〜4年の歳月を要します。
魂＞肉体＞心という順番に人間という者は出来上がっていきます。
所謂心ってのは人間が成長していく過程で生成されていくのです。
でも、唯物論者の中には「人間には魂はおろか心も無い」ってところへ辿り着く人がいらっしゃいます。
要するに「心ってのは脳みそという物体の生理的な働きの集積に過ぎない」ってことです。
もっと言えば脳みそまで含めた肉体オンリーで人間は成り立ってるということになるでしょう。
例えば以下のような感じで。
生きていることは記憶の蓄積でしかない。だったら、良い記憶を溜めないと時間の無駄だよね。
「生きていることは記憶の蓄積でしかない。」ってことは結局「人生は脳みその中に全部あるもんだ」と言ってるのと同じですよね。
脳みそがすべてだってのもまたウラ悲しい話ですけどねぇ…
先ほど唯物論的な考え方を続けてるとそのうち刹那的な考え方に染まっていくと申し上げました。
最長その人の人生の残り時間くらいの短い単位でしか物事を考えられなくなるってことです。
それとともに、自分の認識が届く範囲までの空間でしか物事を捉えられなくなります。
一言でいえば唯物論に染まれば染まるほど了見の狭い人間になっていくということです。
時間と空間双方においてね！
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