子どもの頃から「変わってるねぇ」ってよく言われてました。
自分では何が変わってるのか分からないまま大人になったのです。
ホントのところ今でももう一つよく分かってません(笑)
でも、「別にそれでいいんじゃないの〜」と今は思っています。
若い頃、特にティーンエイジャーの時とかは『自分』に振り回されていました。
何が『自分』かさえ分からないままね…
ここでいう『自分』っていうのは自分の精神のことです。
感情やら感覚やら思考やら含めたモノです。
で、その『自分』に振り回されていた状況の一つにココロとカラダの分離感みたいなモノがありました。
身体が心から離れたところにある物みたいに感じる感覚と申しましょうか…
後から調べた限りでは、離人症というのが (その時の) 自分の状況に一番近い気がします。
精神科でそう診断されたわけではなく、私という少年 (当時) が勝手に調べただけなので、もちろん正式な病名などではありませんがね。
離人症の症状の一つに「自分が自分の体から離れて自分を見ているような体験」ってのがあったのでコレかなと思ったのです。
私の場合自分の斜め後ろから動いてる自分の身体を見ている感じでしたがね…
自分の身体がそこにあって動いてるのは認識してるし、勝手に動いてるわけでもないのです。
ただ、身体と心の一体感ってのがすごく希薄でした。
身体の動きを心が他人事のように見ている感じです。
しかも時々暴力的な衝動が湧いてくることがありました。
親しい友だちと和やかな会話の最中とかに唐突に暴力衝動が出てくるのです。
一方でその状況を無感情に観察している自分が少し離れたところにいたりもします。
当時は「自分というものがこのままドンドン分裂していくんじゃないだろうか」と感じてホント恐ろしかったですねぇ。
あと、「他人に危害を加えてしまうような最悪の場合は狂人 (自分) はこの世から排除しなければならない」と当時は真剣に考えていました。
今から振り返ってみれば精神的に結構切羽詰まってましたよねぇ。
その心の分離感は二十代後半になってやっと全部無くなったのです。
それまではティーンエイジャーの頃ほどではないですが、たまにフラッシュバックするようにその感覚がやって来ていました。
そんな人間が今はヒーリングなんてことをしてるんですから、人生ってホント不思議なモノです。
でも、逆にそんな経験をしていなければヒーリングなんてものに近付こうとも思わなかった気もします。
人間万事塞翁が馬ってのはこのことでしょうか…
結局生きてることにムダはないのかも知れませんねぇ。(ムダと言っても効率の話ではなく…)
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