以前にこんなことを申し上げました。
そもそも所謂『スピリチュアル』というモノ自体が人間という種族に対する万能感が半端なく強いんだろうなぁと感じるのです。
逆にいえば人間という存在のバカさ加減をナメてるんだと感じます。
「俺たち人間ってのはきちんとスピリチュアルな理解を得られさえすればテクニカルに何でも出来ちまうんだぜぃ!」みたいな感じと申しましょうか…
上記のような感じは元々持ってたのですが、折々に出会う出来事が「やっぱりな」という想いをより強くしてきました。
例えば以下のような話です。
その対象者は、唯一、地上生物の中で神の作品の素晴らしさを理解できる存在である「人間」だ。
一言でいえば「人間を楽しませるためにセミはこの世に存在するのだ」ってことのようです。
おぞましいまでの傲慢さですよねぇ…
でも、この方は多分ご自分のことを1ミリも傲慢だとか思ってない気がします。
唯一、地上生物の中で神の作品の素晴らしさを理解できる存在が「人間」であるという設定をされているくらいですから。
人間に対する万能感がハンパないのでしょう。
ただ、そもそも神という名を考え出したのは他ならぬその『人間』です。
「神というのはあれでそれでこれで、こういうモノなんだ!」みたいな概念を造ったのが人間だってことです。
なので、人間が地球上に現れる前には所謂神様と呼ばれる存在は居ません。
そして、人間がこの世界に現れたのは地球の時間で言えばつい最近なのです。
人間が文明らしい文明を持ったのは地球の時間なら一瞬前です。
それは同時に神と呼ばれるモノがこの世に誕生したのが一瞬前だということを意味しています。
そういう意味で「唯一、地上生物の中で神の作品の素晴らしさを理解できる存在が「人間」である」という話は正しいのです。
なにせ神という作品を作ったのが人間ですからね。
とにかく「神さまという虎」の威を借る狐ならぬ『万能感』ってのは、人間を残酷なまでに傲慢にするってことです。
個人的には「(本来人間の創造物である) 神さまが宇宙を創造した」なんていう本末転倒な話には出来るだけ近付かない方がいいのになぁって思っています。
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