『クリアー整体ヒーリング』です

ヒーリングにまつわる話や不思議な話など

バレンタインデーという名の命日

今回は思い付いたままをダラダラと書いていこうと思います。
 
まずはタイトルの意味からご説明します。
むかしむかしあるところに2月14日に生まれた男がおりました。
歳を重ね、やりたい放題の人生を送った男はやがて同じ2月14日にこの世を去ったのです。
 
それがわたしの父親ってことなんですけどもねぇ…
もう亡くなってから大分経ちます。
 
ただ、亡くなった日のことについてここで詳しく申し上げたいわけではありません。
じゃあ、何を言いたいかと申しますと「同じ日付でも人によって意味合いは随分違うものだなぁ」ってことです。
 
普通の方々にとっては2月14日はあま〜い意味を持つ日、または義理チョコを送るという煩雑な作業を強いられる日なのではないかと思います。
ちなみに私もサラリーマンだった頃は義理チョコをもらっていました。
ハッキリ言ってもらう方としても面倒くさい行事でした(-_-)
くれた人ごめんなさいm(_ _)m
 
社会人としては貰いっぱなしってわけにもいかず、1ヶ月後 (ホワイトデー) には何かささやかながらでもお返しをしなくちゃならないですからねぇ。
「最初からどちらも何もしなければ、あげるとか返すとか何にも考えなくて済むのに…」と密かに感じてました。
 
最近「会社で男性社員から義理チョコを要求されるのはパワハラの一種ではないか?」という内容の記事をネットで拝見しました。
もし露骨にグイグイと女子社員にそういうことを要求してるのなら、明らかにおかしな話ですよね。
 
もしかしたらそういう人たちにとってはバレンタインデーにチョコレートをもらうのは欠くべからざる『男としてのステータス』の一種だったりするのかも知れません。
それにしたって、嫌々チョコを送られても嬉しくはないだろうに…
 
で、話は唐突に父に戻ります。
生前の父との間にはあれこれと複雑な事情がありました。
最後の数年間はほとんど没交渉でしたしねぇ…
私とは別の家の人になってましたし…
 
そんな風だからか、正直命日といっても哀悼しまくるという気分でもなかったのです。
バレンタインの浮かれ気分に染まるほど能天気でもありませんでしたけどね…
「ほんのりと切ないような虚しいようないわく言いがたい気持ちになる日」として認識されていました。
 
それでも「こんがらがった愛憎ってヤツを時間の流れがマイルドにする」ってことは現実にあるものです。
全部洗い流すことは出来ませんが、時間の経過とともにそこにあったはずの『生々しさ』は良くも悪くも薄れていきます。
 
私は人が持っている何かを忘れる機能はあながち悪いことばかりではないと思っています。
もちろん手放しで良いことだとは申しませんが、『悪いこと』とは決まってない気がするのです。
2月14日はそんなことを感じさせてくれる日だったりもします。
 
 
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